Innovative drug infusion technology for laboratory animals.

プログラム可能 Programmable    

iPRECIO®マネジメントソフトウェアを使用することにより、ユーザー定義の投与プロトコルをプログラムすることができます。ソフトウェアで設定したプログラムデータは、埋込み前に専用のデータ通信装置(USB接続)を介して、ポンプ内のメモリへとダウンロードされます。

投与モードとフローレートモードの組合せにより、独自の投与プロトコルをプログラム設定することが可能です。

フローレートだけでなく、Doseによる設定(投与する溶液の濃度と試験期間内の最大/最小動物体重、ポンプ吐出性能から、Max./Min.のDoseをソフトウェアが自動計算)が行える、登録された投与プロトコルを元にリフィルスケジュール等を自動計算、スケジュールレポートが出力可能等、実験動物を用いた薬液投与試験で必要とされる概念を考慮し、投与プロトコルの策定を支援するソフトウェア設計となっています。


主な設定可能項目

「開始日/時間」、「終了日/時間」、「フローレ-ト」、「投与期間」、
投与モード・フローレートモードの選択 など

 

投与モード

1. 即時モード / Instant Infusion :

スケジュールに従ってポンプをアクティベーションすると、プログラム設定した日時に薬液の投与が開始されるモードです。

即時モードの設定画面:投与開始日時を設定します。

 

2. リカバリーモード / Post Recovery (Delayed) Infusion :

埋込み手術から動物が回復するための任意期間、生理食塩水等を投与し、
その後、プログラム設定した日時に薬液の投与を開始できるモードです。



リカバリーモードの設定画面:

リカバリーモードを選択した場合には、
回復期間中の投与液の投与プロトコル(開始日時・期間・フローレート)の設定と、その後に投与される薬液の投与開始日時、回復期間中の投与液とその後投与される薬液の自動交換のために必要な、回路内のデッドボリューム情報の設定を行います。

※デッドボリューム:iPRECIO®ポンプに予め付属しているチューブは、約13.5cmです。そのチューブのみを使用する場合、そのチューブをカットして使用する場合、他のチューブに接続して使用する場合、それぞれに応じ、必要な情報を入力すると、ソフトウェアがTotal Dead Volumeを自動計算します。
また、薬液との交換時のFlushing(Drain) Rateの設定も行います。

 

フローレートモード

1. 一定フローレートモード / Constant Flow Rate :

一定フローレートモードの設定画面:
投与期間の設定をします。

※Dose/FlowRate、ポンプ電池寿命、動物体重より、最大の投与可能期間(Duration)がソフトウェアにより自動表示されます。

 

2. 可変フローレートモード / Variable Flow Rate :

最大10段階までの異なる投与ステップを設定することが可能です。
(フローレートの設定範囲:1.0μL/hr~30.0μL/hr)

1番目のステップでは5μL/hrで一定期間投与、その後、2番目のステップでは、10μL/hrで一定期間投与、3番目のステップでは、12μL/hrでの投与、というように、1回の実験期間中、途中で異なるフローレートに変更することが可能です。


可変フローレートモードの設定画面:
可変ステップの設定を行います。

この画面は、リピートモードの設定画面も兼ねています。
(1) 1つのグループとして登録
(2) グループの繰返し回数を指定

 

3. リピートモード / Repeat mode:

可変フローレートモードにおいて、連続する2つ以上の投与ステップを任意の回数繰返すことができるモードです。
周期的な薬物投与サイクルを自動的に再現することが可能です。

 

〈投与モード・フローレートモードの組合せ〉

それぞれ2種類の投与/フローレートモードを自由に組合せ、任意のプロトコル設定を行うことが可能です。

  投与モード フローレートモード 説明
1 即時モード
Instant Infusion
一定フローレートモード
Constant Flow Rate
設定された投与開始日時から即時に投与液の吐出を開始し、投与液を定速で吐出するプロトコルです。
2 即時モード
Instant Infusion
可変フローレートモード
Variable Flow Rate
設定された投与開始日時から即時に投与液の吐出を開始し、投与液を段階的に異なる速度で吐出するプロトコルです。
3 リカバリーモード
Post Recovery Infusion
一定フローレートモード
Constant Flow Rate
術後回復期間を経てから、投与液を定速で吐出するプロトコルです。
4 リカバリーモード
Post Recovery Infusion
可変フローレートモード
Variable Flow Rate
術後回復期間を経てから、投与液を段階的に異なる速度で吐出するプロトコルです。

 

プログラム・ソフトウェア〈4ステップ〉

プログラム・ソフトウェアは、実験動物を用いた薬液投与試験で必要とされる概念を考慮し、投与プロトコルの策定を支援するソフトウェア設計となっているだけでなく、操作性を向上させる、グラフィカル・ユーザーインターフェースも兼備えています。Windows XP PC上で稼働します。

●試験全体に関する情報を登録します。
実験名称・番号・日付、動物種・系統・ID、化合物ID・バッファ溶液種・希釈率、投与タイプ、実験グループ数・使用動物数等
 
●投与する薬液の濃度と、動物の予測体重を登録し、
試験期間内に適用できる最大・最小Doseを、ソフトウェアに計算させます。

●実験グループ毎に、投与モード・フローレートモードの組合せを指定します。
(※20Groups×20Animals)
 
●各実験動物グループに属する動物個体ごとの設定を行います。
動物個体ID・体重・雄雌区分を登録し、設定した投与モード(即時またはリカバリー)とフローレートモード(一定または可変)の詳細設定を行います。
 
●各動物個体/ポンプごとの投与スケジュール確認、ポンプ内メモリへのプロトコルダウンロードを行います。

 

ポンプ毎のステータス・マネージャ画面
プログラム後のオフラインモニタリング、投与スケジュールの確認、リザーバ残量の確認、リフィル日時の確認と記録、ポンプ駆動記録のアップロードを行うことが可能です。

 

赤外線データ通信

ブリスタパックに入ったポンプを、通信装置にセットし、ソフトウェア制御により設定プロトコルのダウンロードを行います(赤外LEDによる光通信方式)。また、ポンプのアクティベーションもこの通信により実現します。(ソフトウェア制御または、データ通信装置のボタン押下による実行)

 

ポンプ自動認識機能

ポンプは、内蔵メモリ内に、ID・Cal値の情報を持っています。データ通信装置にポンプをセットし、iPRECIO®マネジメントソフトウェアから、ID・Cal値の情報を自動認識させることができます。また、ポンプ内には、投与履歴データが蓄積されており、実験終了後、動物の体内からポンプを取出した後に、ポンプのID情報と共に、ソフトウェアに履歴データをアップロードし、投与実績を管理することも可能です。

 

再キャリブレーション機能

通常、ポンプのID・Calは、工場出荷時にセットされている値が、データ通信時に自動認識されますが、GLP環境下での試験の場合等、必要に応じてマネジメントソフトウェアのキャリブレーション機能を使用し、新たなCal値を設定することも可能です。

 

ユーザーアカウント設定機能

ソフトウェアは、ディレクター(管理者)/オペレータそれぞれのアカウントを設定し、
ログインを制御することが可能です。

 

Benefit

  • Windowsベースのマネジメントソフトウェアを使用し、ユーザー定義の投与プロトコルをプログラムすることが可能。
  • マネジメントシステムは、USB接続方式が採用されており、取扱いが容易です。
  • ポンプは、データ通信装置にセットするだけで、ソフトウェアによりID/Cal値が自動的に認識されます。
  • 投与モード (即時モード/リカバリーモード) とフローレートモード (一定モード/可変モード)の選択が可能。
  • 最大10段階までの異なる投与ステップを設定することが可能。
    (可変フローレートモード選択時、フローレートの設定範囲:1.0μL/hr =30.0μL/hr )
  • リピートモードの利用により、周期的な薬物投与サイクルを自動的に再現することが可能。(10段階の投与ステップ×250回の繰返し設定が可能)

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