本製品は使い捨てです。再使用は推奨していません。
実験動物に埋込み後、取り出して再利用した場合には製品保証は受けられませんので、ご了承ください。
<ポンプのトリミング>
再利用したいポンプを一次洗浄し、酵素洗剤を用いて有機成分を取り除きます。
1.再利用したいポンプから付着物などを取り除き、水道水などで洗浄します。
2.ポンプリザーバがつぶれている状態の場合は、一時的に生理食塩水などの溶液を充填し、
リザーバを膨らませます。
3.酵素洗剤溶液(※)を調整し、最短4時間~最長72時間程度、ポンプを浸漬します。
4.一定時間経過後、流水でポンプを十分にリンスします。
※酵素洗剤溶液について:
lconox,Inc 社製Terg-A-Zyme 粉末状酵素活性洗剤の1%(w/v)溶液を推奨します。
<化学滅菌>
化学滅菌剤を使用して、トリミング済みポンプのコールド滅菌を行います。
1.化学滅菌剤溶液を調整し、ポンプが完全に浸る程度の容量を密閉できる容器に入れます。
2.ポンプを溶液の入った容器に入れ、しっかりと密閉します。
3.室温で最短10時間~最長48時間、静置します。
4.時間経過後、ポンプを取り出して滅菌溶液(生理食塩水やRO水など)に、
室温で最短10時間~最長48時間、浸漬します。
5.時間経過後、ポンプを溶液から取り出し、清潔なドライ環境で保管してください。
※高温、加圧、減圧を伴うオートクレーブ滅菌やEOG滅菌を行うことはできません。
また、ポンプのシリコンコーティングを保護するため、フェノール類、アルコール類、
ヨードフォア、次亜塩素酸系の溶液を滅菌に使用しないでください。
※本手順はポンプ表面の滅菌を行う手技であり、リザーバ内部やチューブ内部の滅菌状態は、
不十分である可能性があります。
※リザーバ内には前回の投与で用いた溶液が充填されています。リザーバ内の洗浄を行う際は、
清潔な溶液を繰り返しリフィルセプタムからリザーバに充填、回収することにより行います。