Innovative drug infusion technology for laboratory animals.

プログラム可能 Programmable    

iPRECIO®ポンプは、専用のマネジメントソフトウェアと
共に使用します。シンプルで分かり易いソフトウェア画面を
介し、投与スケジュールの設定が可能です。

回復期間は生理食塩水を用いたKVOもプログラム可能です。デッドボリュームフラッシング機能があり、投与薬液を指定時間から投与することができます。

iPRECIO®の投与スケジュール設定機能は、複雑な周期的投与や固定/可変ドーズ、リカバリー/排出、正確な流量投与が必要な試験に必須な機能です。

投与スケジュールを事前に設定することが可能です。
主な設定可能項目
●回復期間:生理食塩水を用いた血管・カテーテル閉塞防止のためのKVOをプログラム可能。デッドボリュームフラッシング機能あり。
●薬液投与を指定時間から開始・停止・再開が可能
●事前に流量・投与期間の設定可能
●指定時間に流量変更可能
●設定可能フローレート:0.1 ~ 10.0μl/h
●Doseによる設定も可能



※ソフトウェアは、日本語・英語に対応しています。
設定可能フローレート    KVO機能   プログラムの流れ [ワークフロー]    モニタリング・スケジュール管理画面    バッテリー駆動時間


設定可能フローレート:0.1µL/hr ~ 10.0µL/hr (設定分解能:0.1µL/hr) - 最大15ステップ

投与量は、フローレートの指定またはDoseの指定(薬液濃度・動物体重範囲の指定)のいずれでも設定可能。投与量・投与期間の組合せを最大15ステップまで設定することができます。


15ステップのプログラムに加えて、リピートモードの使用により、体内時計に合わせた投与や定時投与、脈動投与などのより複雑な投与が設定可能です。




















KVO(Keep Vein Open)機能

持続的な低流速投与により、投与ルートの
閉塞リスクを低減させる機能です。

ポンプ埋込み手術などの処置を施された動物は、薬剤投与に適した状態(生理学的に自然な状態)に戻るまで、回復期間を設けることが推奨されています。KVO機能は、回復期間中に輸液などを持続的に低流速投与し、生体成分の凝固などによるチューブ閉塞リスクを低減させる機能です。加えて、ポンプ内のデッドボリュームを自動的に計算し、ユーザーが定義する薬剤投与スケジュールに合わせて、適切なフラッシングをサポートする機能を有します。



プログラムの流れ [ワークフロー]

Step1
Studyの開始:
Study名などヘッダー情報の作成・登録
Step2
動物⇔ ポンプの設定:
① 動物のn数を指定
② ポンプの自動読込実施
    (ポンプID/CAL値自動セット)
③ 動物ID・体重・雄雌・週齢、動物種・
    系統・投与ルート(マスタ情報の指定)
    の登録
Step3
KVOを含めた投与プラン(Group ID)の設定
手術後の回復期間が必要な場合は、KVO設定を使用することでカテーテル開存性を維持し、デッドボリュームフラッシュをプログラムします。これらのステップに続いて、連続的、断続的、周期的およびボーラスなど、必要な条件で投与プランを設定(グループID)しプログラムすることができます。
Step4
投与プロトコルの設定
予め登録してある投与プランを薬液投与開始時刻とともに指定します。
KVOが組み込まれていれば、KVO/薬液交換時間/フラッシング時間を加味した開始時刻を指定します。(KVO/薬液交換時間/フラッシングは設定に基づき自動計算されて表示します)指定開始時間がKVO設定時間より短いと時刻表示が赤に反転し警告するため、開始時刻を繰り下げてください。

ポンプ通信間隔は投与プラン(Group ID)で指定可能です。 
ポンプ通信間隔

     以上で、投与を開始することができます。
     リフィルスケジュールの確認や記録、投与量のグラフ確認、薬液量の計算は、モニター画面より確認・実施します。
     ログ出力も可能です。

モニタリング・スケジュール管理画面

リフィル(補充)スケジュールの確認・記録、投与スケジュール・投与量推移をグラフで確認することができます。
リザーバ内の溶液残量に閾値設定をし、アラートを表示する(グラフ領域の背景色が変わります)ことも可能です。





バッテリー駆動時間

下記は、フローレート・ポンプ通信間隔(ログ取得間隔)毎のバッテリー駆動時間目安です。
0.1μl/hr連続投与・無通信の場合68日まで動作可能です。稼働時間はiPRECIO®付属のマネジメントソフトでKVO・通信間隔設定も含めて自動計算されます。ポンプ通信間隔が長い方が、バッテリー寿命も長くなります。毎分通信を設定すると稼働時間は最短となります。

ログ取得間隔 毎分 2時間毎 6時間毎
フローレート
(µL/hr)
駆動時間(hours) 駆動日数(days) 駆動時間(hours) 駆動日数(days) 駆動時間(hours) 駆動日数(days)
0.1 159 6.6 534 22.3 1075 44.8
1.0 154
6.5 433 18.1 751 31.3
5.0 139 5.8 266 11.1 344 14.3
10.0 122
5.0 180 7.5 199 8.2
ログ取得間隔 24時間毎∗ 無∗
フローレート
(µL/hr)
駆動時間(hours) 駆動日数(days) 駆動時間(hours) 駆動日数(days)
0.1 1560 65.0 1647 68.6
1.0 970 40.4 1003
41.8
5.0 361 15.1 366 15.3
10.0 202 8.4 204 8.5

※使用する周波数帯域の無線電波混雑状態により通信状態が影響されると、ポンプ内のログはログ回収前に上書きれ古いログがスキップすることがあります。

※上表に記載のバッテリー駆動時間は計算上の最大値となっており参考情報です。実際に実験で使用される際は、薬液投与開始前のKVO(動物の手術からの回復期間)の設定フローレートや期間、投与プロトコルの内容により、どのくらいの期間連続投与可能かについては変動します。投与プロトコルのプログラミング時に、マネジメントソフトウェア画面にて、自動計算されたバッテリー残量が表示されるようになっています。

下記は、フローレート・駆動日数毎のリフィル回数目安です。

ポンプ通信間隔 毎分 24時間毎
フローレート
(µL/hr)
駆動日数(days) リフィル回数目安 駆動日数(days) リフィル回数目安
0.1 6.6 0 65 1
1.0 6.5 1 40.4 12
5.0 5.8 9 15.1 22
10.0 5.0 14 8.4 24

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